こんばんは
もうお盆ですね。今年も、そして最後となるだろう平成も半分以上過ぎ去ってしまいました。
近頃は数年に一度レベルの大雨が、何故か頻繁に起きるという異常気象ですね。
間違いなく温暖化なのでしょう。
食虫植物と温暖化も切り離せない題材ですね。
例えば、ハエトリソウ。素人意見になってしまいますが、ハエトリソウはどうやら高温に慣れはするものの、やはり得意ではありません。
ここ数年の日本でいうと、春先や残暑の過ぎた秋。つまり暖かいけど、暑くもなく寒くもない。そんな気候の中で日光をたくさん浴びることで元気よく育つわけですね。
なので猛暑だと、日光は浴びせたいけど、浴びせると高温になってしまう。
という問題が発生してしまうわけです。
とはいえ、上述したようにハエトリソウは暑さに慣らしていくことはでき、海外のサイトでも華氏90、つまり摂氏にして35℃近辺まで上がるような気温でも元気よく育っていると書いてある場合があります。
ハエトリソウの原産であるノースカロライナの気温を簡単な天気予報で検索してみても、今夏の東日本とさほど最高気温は変わらないようです。(30℃~33℃くらい)
ただし!
それは最高気温に限っての話。
最低気温を見てみると、東京だと連日25℃くらいまでしか気温は下がりません。
暑い!とはなりませんが、涼しいとは思えないですよね。
一方、同時期のノースカロライナの最低気温はというと、20℃あたりなのです。
5℃も差があります。そして、20℃だとそれなりに肌寒さも感じるほどでしょう。
(ノースカロライナとはいえ、今回調べた気温は都市部ものかもしれません。自生地の湿地であればもっと冷涼ながら多湿な環境の可能性もあります)
ハエトリソウの色づきには、十分な日照と寒暖差が必要と聞いたことがあります。実際、栽培してみても秋口のほうが赤く染まりやすいのは確かです。
また、昼間の気温が高くとも、夕方から夜にかけて熱を冷ますことができるのであれば、成長が滞らないのも納得できます。
必ずしも自然環境のほうが優れているとは限らないかもしれないですが、ハエトリソウがノースカロライナ原産であるということは、そこがハエトリソウにとって住みやすい環境だからそこに発生した。と考えられます。要は、元気に成長する環境が整っているということですね。
ということで、結論を言いますと、昨今の猛暑は食虫植物には辛いものがありますが、まだまだ工夫次第でどうにか良い成長をさせてあげられるのではないかな?と
例えば、日中は葉焼けしない程度に全日照にしつつ、夜は霧吹きをかける~。なんてことでも変わると思うのです。
……私は良かれと思って真昼間に葉水しまくって恐らく失敗しました。
恐らく、というのは明確にそれが原因と分かっていないからなのですが、夏の日照で葉焼けしていたと思われる現象は、水がレンズ効果によって葉を焼いていたのでは、と気付かされたからです。
レンズ効果、わかってはいたんですけどねえ(><)
暑そうだからと……。ついつい……。
でもよくよく考えるとその行為が~なんて思い始めたわけです。
とまあ、そんなわけで、これからは葉水をするのは夕夜にすることにしました。
夜は時間がないのが厳しいですが、それも仕方ないですね。
しばらくは日中の葉水はなしで様子を見ていこうと思います。
最後に、猛暑にも負けずに頑張る2018生まれのハエトリソウ実生さん
赤系で交配したのに赤くない……!笑