こんにちは。
いやあ、今年は病害でそれなりの数のハエトリソウをダメにしてしまいました。
真夏もやっぱり暑さで生育はよろしくないですねえ。
最近になってようやく秋らしくなってきたために、調子が良くなってきたかなあという感じです。冬の休眠までに出来るだけ光合成して蓄えてほしいものですね。
さて、今回は一部のドロセラを見ていこうと思います。
まずはこちら、
ドロセラ、アドミラビリスです。
昨年根伏せしたものがここまで大きくなりました。
夏の猛暑でも弱ることなく、丈夫で可愛らしいドロセラです。
今年は沢山の種子も実らせたので、来年は実生組もどんどんと成長してくれることでしょう。
さて、お次は今回の本命といったところでしょうか。
まだ発芽したてで特徴も把握できないですが、交配に成功していればカペンシス アルバ×アドミラビリスとなるものです。
まだ特徴が出きっていないとはいえ、受粉親がカペンシスアルバなのに対し、発芽してきた子株たちはロゼット気味。これは成功したのでは?
今回は成功率をあげるため、同時開花するたびにカペンシスアルバの花粉を取り除き、アドミラビリスの花粉をすべてのめしべにピンセットでつけるという作業を十数の花に行いました。
数百以上の種子が取れましたが、発芽率は半分以下といったところでしょうか。それでも、それなりの数が発芽してくれましたし、大きくなってきている草姿を見ていると、おっ?と思えるものもちらほら。
個人的には半直立するようなドロセラが好きですので、葉を持ち上げながら綺麗なロゼットに展開するアドミラビリス、もしくはカペンシスよりも太く短い葉を少しさげたようなドロセラになってくれると嬉しいな、といった感じですね。
海外にはヘラクレスというアリシアエ×カペンシスだったでしょうか。見た目で言うとごんぶとなカペンシスといったような交配種がありますが、ああいう太いけれど葉柄が短く、粘液ぎらぎら部分が多いドロセラに憧れますね。
我が家初となるかもしれないドロセラ交配種は、今後の成長に期待です!
おまけ
こちら、我が家でのビナタ実生選別品です。
赤くなる個体を分けて育てていたら、赤い以外にも面白い特徴が出てまいりました。
サスマタの間からちっさい捕虫葉がこんにちはします。
出ている葉の七割以上ほどがこの状態ですので、特徴としてはかなり安定しているんじゃないかと思われます。
草姿も茎部分は真っ赤ですし、こちらも実生を繰り返していけば面白いことになるんじゃないでしょうか。