よろしいのハエトリさん日記

食虫植物の育成、成長記録です

ハエトリソウ さすがに冬は調子が良い

 

こんにちは。

今日は久々にハエトリソウでも更新していきますよ~。

 

栽培縮小の報告をしてからは初めての更新でしょうか。

縮小するといっても、今のところそんなに栽培範囲も株数も変動はありません。

今後の発病次第といったところですかね。

 

どうやら異常気象が人の目で見ても明確に自然環境に影響を与えてくるのはこれからでしょうし、ハエトリソウだけでなくそれの対策を考えていかなくてはなりませんね。

一説では、北海道で毎年梅雨になったり、海なんかの関係で沖縄のほうが本州より涼しくなったりするそうです。

最近では炭素燃料の使用を控えていく動きもありますし、ようやく人間が危機感を持ち始めたのかなという印象もあります。はてさて、これから私たちはどうなっていくのでしょうね。

 

さあ、小話もここまでに、ハエトリさんを見ていきましょうか。

時期も時期なのであまり綺麗な状態ではありませんが、それもよいでしょう。

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クロコダイル。なんとか病気にならずにここまで来ました。この品種は割と強いようです。ただ、成長も増殖もしないので、急なロストが怖いところ。

できればこの葉柄と癒着した捕虫葉の特徴を実生に使いたいところなのですが……。

 

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aspera。日本の趣味家さんが作出した品種。赤い竜が入っているようですが、この個体自体の葉柄が赤くなることはないです。

今年、この品種とさらに交配させたものの株分け品を出品したりしましたが、実は赤い個体や造形、特徴ともに違う個体も数株あるので、もしご覧になってくださっている方は楽しみに待っていてください。

本当はさらに実生を重ねるためにこちらでも数を確保しておきたいのですが、やはり敷地の問題もあって、増殖したものは定期的に流していかないとパンクしてしまいます。買っていただけると、また新たに植物のためにも資金を使えるので助かります。

 

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こちらは実生つながりで、カップトラップの実生個体です。

捕虫葉がカップ状になることはありませんでしたが、少し首が長いのが特徴でしょうか。カヤンという品種に近いですね。面白いので確保してあります。

 

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こちらも実生個体。緑色のほうはただびろびろと伸びるだけのハエトリソウです。実生していると、わりとこの特徴のハエトリソウがよく出てきます。なにも特徴がなく、マニアにとってはあまり面白くないものです。

一方、赤い方は冬になってから特徴が出てまいりました。捕虫葉だけ真っ赤に染まり、とても発色が良いです。

実生してからしばらくは緑だったり特徴のないハエトリソウでも、大きくなったり冬を迎えると面白い特徴が出てきたりするのでなかなか手放せないんですよね。それが栽培場所の圧迫にもつながっているのですが……。

 

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こちらはドラキュラ。本来なら赤いラインが出るもののはずですが、今回は下の部分が赤く染まってきています。この品種は病気になったり弱ったりを繰り返していますが、なんども復活してきます。土壇場に強い子です。

特徴がもっと出やすかったらかなり良い品種なんですがねー。なかなか難しいうえに、特徴が出たとしてもほんの一時的なのが玉に瑕。

 

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こちらはお初でしょうか。carnival plumechon だったかと。特徴としては少し太めの棘とそれが枝毛になったりするところです。

品種名としては上記のものとplumechonだけのものがあるのですが、具体的にはどう違うのでしょうね?

 

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こちらもお初です。marduk

ひたすらにでかい品種です。あとは棘が若干短くて太いということくらいでしょうか。調子悪かったんですよね~。今では持ち直しているので来年に期待です。

 

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ファランクス。棘が長いことで知られている品種です。春先のほうがもっと長くて見ごたえがあります。GJシリーズのファランクスもあるのを最近知りました。

 

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カヤン。

この品種は安定しています。程よく成長良く、少し増え、病気も特にしませんでした。実生のものと比べると、やはりこちらはより長いですね。この品種も実生に使ってみたいものです。

 

今回はこんなものでしょうか。来年再来年あたりには、werewolf × B52の成長具合をご紹介できるといいな、と思っています。