こんばんは。
一か月ぶりの更新ですね。
更新したいなあ、などと思いながら更新するようなこともないのが食虫栽培の冬ですねー。
まあ、球根ドロセラなどもありますが、成長もそこまではやいわけではないですし、すぐに結果が出るわけではないというところが、食虫に限らず植物栽培の難しさもどかしさ、そして何よりの楽しさでもありますからね。
気長に楽しんでいきましょう。
さて、今回は球根ドロセラではありません。とは言いつつも、後のほうにちょこっとだけ載せますが、マクランサは上に伸びていくだけですし、他もそこまで報告するようなことはありませんので、おまけ程度です。
さて、タイトル通り、南米原産のドロセラ。
グラオモゴレンシスです。
たしか購入は今年の初夏あたりだったでしょうか。
何を思ってそんな季節に導入したんでしょうかね。その頃の私に問いただしてみたいですが、何事もチャレンジだ!我が家でいけるならラッキー!なんて気持ちで挑んだよう心持だったことは何となく覚えています。
まあ、結果としてはタイトルの通りです。
これ、意外にいけます!
もとはといえばこの草体に一目惚れして、調べまくった結果、耐暑性のない南米ドロセラにしては比較的高温にも耐えて容易い方、という記述を見つけたので、やってみるか!ということで、ちょうど山田さんのとこで売っていた株をポチッとしたのです。
それから半年程が経過して…
上の画像の状態というわけです。
購入当初の画像も撮っておけば良かったな、といまさらながらに思ってしまいました。
何しろ、購入当初はもう少し小さく、しかも真夏には冷却設備などないものですから、高温障害なのか、一枚葉が出ては一枚葉が萎びていくという自転車操業的な状況でした。
だんだんと小さくなる中、どうにか残暑も乗り切り、室内温度が25℃を切り始めた頃でしょうか。調子を取り戻したのか、一度出した葉が長く保てるようになってきました。
出てくる葉の大きさはまだ小さかったり大きくなってみたりと、若干安定しないようでしたが、猛暑の時よりは明らかに調子が良さげ。
ちなみに、調子が悪そうなときは、葉の裏側に細かい毛が生えているのですが、それが黒くなります。恐らく、もっと環境が悪くなると葉ごと枯れるのでしょうね。調子が良いと白くふさふさしていて、如何にも元気なのが伝わってきます。
海外サイトでは、10~25℃の範囲でよく育つとありましたので、まさにその通りだったというわけです。室内は最高で32℃くらいまで上がったでしょうか。ついでに言うと、実は私の部屋には植物の冷却設備どころか、人間用のエアコンすらありません(汗)
なので来年はエアコンを買い、私も植物も涼しく過ごそうかと思います。死ぬかと思いましたから、マジで。
ということなので、室内LEDで夏は部屋ごと冷やせる。もしくは年中を通して猛暑にもならず、凍りもしないような土地であれば、戸外での栽培も可能でしょう。
ただ、耐陰性は意外とあるものの、やはり赤く綺麗に育てるためには、かなりの日照を必要とするみたいで、窓際栽培をするようであれば、あまり遮光されるカーテンなどがあるようだと、観賞価値は低くなってしまうかと思います。
湿度に関しては多湿のほうがもちろん粘液の出は良いですけれど、順化させていけばそれほど高湿度でなくても問題ないようです。
これは購入当初に保険として葉挿ししたものが発芽し、成長したものです。
半年でこの大きさと考えると少し遅いような気もしますが、この子供も、夏を越してから急成長をしはじめたので、こんなものかと思います。
実際、こちらの画像の左は一か月ほど前に挿してみたもので、四つほど発芽し、そのうちの一つはもうドロセラとわかるほどにまで成長しています。大きさも半年前に葉挿ししたものより少し小さいくらいです。右の葉はこの記事を書いている前日に挿したものです。
湿度さえ保てば、発芽率はかなり良いように感じます。
半年前に挿した葉も同じく四つ発芽したのですが、そのうちの二つは葉を展開するまでには成長したものの、挿した葉が枯れるまでに根が出なかったことで枯れてしまいました。
ちなみに、半年前に挿したものの子株は、あの小ささで根は一センチ以上はありました。南米ドロセラの根は長いと言いますが、なぜそこまで伸ばす必要があるのでしょうか。栽培では特別長い鉢を使わなくても育てることはできるようですが、気になりますね。
ドロセラ・グラオモゴレンシス。とても素晴らしいドロセラですので、栽培に挑戦してみたいけど難物なんでしょう?と思った方の参考になれば幸いです。
おまけ
クロステロスティグマ
蒔いたムカゴを試しに室内で栽培してみたら、もうこんなに成長した。
丸いタイプのむかごは発芽も成長も早くて楽しい。
システィフロラとルピコラ
ルピコラは5球あったはずが、二つしか出てこないッ!
三つはかなり小さかったのでダメだったのかもなあ。
システィは折れた根っこも試しに植えておいたら、どんどん出てきた。昨年は三株だったのに、今年は今のところ5株発芽してきている。
システィはピンク花しかないので、赤や紫、白も育ててみたいところ。