よろしいのハエトリさん日記

食虫植物の育成、成長記録です

球根ドロセラが出てきたよ

お久しぶりです。

十一月ですが、あと二週間もすれば十二月ですね。あっという間に今年も終わりですよ。今年は世間的にも、個人的にもいろいろなことがあり忙しい日々でした。とはいえ来年も忙しいことが確定しているので、年の瀬とはいえまだまだ落ち着ける感じではないです。

そんな中で植物の世話をするのは大変ですが、日々成長している姿を見ていると癒される部分の方が多いですね。自分で種をまいた植物が育っていくのも、ある種の達成感があります。

 

さて、今年も実生したハエトリソウや輸入代行で入手したものがあるのでそちらの紹介もしたいところですが、まだ形になっていないようなものが多いので今日は球根ドロセラの回にしようと思います。

 

球根ドロセラは毎年分球しただのそうでないだの、そんな話題くらいしかありませんでしたが、今年は一歩前進したような感じです。

というのもこれまではルピコラの実生に成功したものの、その他の球根ドロセラについては種を実らせるのも一苦労でした。

種自体は条件が揃えば簡単なのでしょうが、同一種の別個体を入手するというのが球根ドロセラはなかなか大変です。まあ球根ドロセラ自体が入手困難なので、そりゃあそうですよね。

 

ですが時折自家受粉しているのか、種子を実らせている球根ドロセラがいるので今年はそれを撒いてみました。場所を取るので今までは結果の実らないものに手は出さないと思っていたのですが、今の自分ならできそうだと思ったからです。

 

さて、その結果がこちら。

 

よーく見てみると小さな植物がぴょこぴょこと出てきています。

実はこれ、D.zigzagiaを蒔いたものなんです。よそ者が混じったりしていなければ間違いなくzigzagiaなので、これは非常に嬉しい!

D.zigzagiaは立ち上がり系にしてはいまいち増殖力に欠けていたので、種子で増やせるのであれば良いことです。

こちらはD.andersonianaから採取した種子を播種したものです。こちらも別ものじゃないのであれば成功かな? 一応、それぞれの種子を蒔くときは他のものが混ざらないように細心の注意を払っているので、混ざっているということはないと思います。

 

こちらはちょっと残念なことになりそうな実生。

D.rupicolaにstoloniferaの花粉を付けたところ種子が実ったので蒔いたものです。発芽こそしてきましたが、どうにも葉緑素がなさそうでもやしのような見た目。

このままいくとおそらく種子内の栄養を使い果たしたところで息絶えてしまうんだと思います。

サラセニアやネペンは交配が盛んですが、ドロセラがそうでもないのはこうした難しさにあるのかなと感じます。

 

rupicolaとmacranthaは今年も大量発芽です。今年も同じように増殖目的に実生して、来年からは実生から選別したものを掛け合わせていけたらと思っています。

macranthaなんかは短いもの同士を掛け合わせていって、menziesiiやzigzagiaのように出来るかもしれないですからね!

それではまた!