こんにちは
夏日が数日続いていますね。
来週あたりは少し気温も落ちて落ち着くそうですが、台風がさっそく来ていたりと少々心配ですね。
こちら事ですが、親族が栽培場所として少しばかりですがスペースを貸してくれることになったので、これから私の栽培環境が少し増えることになりました!
何をどう置くのかは考え中ですが、今まではまとめて鉢に詰め込んでいたものを開放したり、ハエトリソウの実生を蒔きやすくなったのがとても大きいです。
さて、球根ドロセラが暑さによって休眠してまいりました。
それに伴って種類によっては種子も採れ始めます。
こちらはdrosera schmuziiから採取したもの。
blownianaの花粉をこすりつけておいたら出来たのですが、たぶん発芽しないのだと思います。形状のわりにやたら種子が柔らかいですし、潰すと中身がすかすかだったりします。
球根ドロセラの交配はいろいろ試してみましたが、花粉をつけると受粉の真似事はするみたいですが、種類が違うと発芽能力のない種子ができるみたいです。
ルピコラの種子は発芽させることが出来たので、同種あるいはかなり近縁の種じゃないと交配できないみたいですね。
他にはアンダーソニアーナ、ジグザギアをマクランサと花粉交換してみて今膨らんでいるので、種子が取れたら撒いてみたいと思います。 schmuziiの種子も一応撒いておきましたが、これで発芽するようなら、発芽能力がなさそうという私の見立てが間違っていたということになりますね。
ちなみにこちらがルピコラの実生苗です。
もうすでにルピコラらしく立ち上がっています。これでしっかりと球根化してくれるとものすごくありがたい。今年も種子は沢山実っているので、この調子で増やしていきたいところです。少しでも形質、特徴の違うものが出たりしたらそれも確保したいですね。
倒壊したマクランサです。やっぱりリングの支柱じゃないと倒れてしまいますね。と、今回見てほしいのはそこではなく、花です。
今までも咲いていた何の変哲のないマクランサの花なのですが、実は開花時期が違います。以前、ウチのマクランサはどうやら二系統ありそうだという記事を投稿しましたが、こうして開花時期が明確に分かれました。大きく緑っぽく育つ個体群は早めに、赤が強くあまり伸びない個体群は今の時期に一斉に咲くみたいです。今年は蕾をほとんど積んでしまいましたが、絶妙に開花時期が被る瞬間があるので、そのタイミングで交配してみるのも面白いかもしれません。
ちなみに、こういったマクランサ系統はよく種子が採れるだとか自家交配できると聞いたことがあるのですが、我が家では一度も種子を実らせたことがありません。何が違うのでしょうね?
ハエトリソウ、ボヘミアンガーネットです。ボヘガネは我が家で生き残ってる品種ものの中では最も古参です。四年くらいでしょうか。大きくもならずに分裂を繰り返しています。
まあ、今回は品種紹介をしたいのではなく、用土です。
見ていただける通り、ピートモス主体の用土に植えています。過去にピートで失敗してから水苔信者になったのですが、近年の水苔不足によって水苔のなんと高いことか……。(チリ産は安くて水苔自体の質もものすごく悪いというわけではないのですが、ごみの混入が本当にすごいです。取り除くの大変です!)
ということで、栽培を始めたばかりの昔とは違うんだということで、実験がてらいくつかのハエトリソウたちをピートモスに植えてみました。
今回の工夫はピート+燻炭です。燻炭は水持ちよくさせつつ水はけもよくするという、鹿沼土などに近いような性質を持っています。細粒の鹿沼でもよかったのですが、より細かく混ざって馴染んでくれるよう燻炭にしてみました。
燻炭は肥料持ちをよくしてくれる上に、現地の自然火災後を模倣できるということもあり球根ドロセラにも使えます。
問題は使いすぎると用土のPHがアルカリ側に寄ることですが、ピートが強酸性なのでよほどじゃなければそこまで傾きません。
とはいえ、実験中なので今後どうなるかですね。今のところは元気に成長しています!