さて、本日は2つ目投稿です。
久しぶりですからね。
こちらでは、昨年2018年に実生したハエトリソウ。
red green(カクタス長田)×red piranha(野々山園芸) &
red piranha(野々山園芸)×red green(カクタス長田)
をご紹介していきます。(前後別々を分けているのは、私のところでは受粉親を前に持ってきて区別しているからです。掛け合わせて的には同じです)
まずはこちら
red green(カクタス長田)×red piranha(野々山園芸)です。
真ん中の株が成長著しく、とても嬉しく思います。
思えば、ハエトリソウ実生でここまで成長させたのはこれが初めてです。
濃い目の緑と赤。特徴的にはやはりred greenの特徴が色濃く出ているでしょうか。棘の部分もpiranhaタイプではありません。
気が早いですが、秋口にはどのような色付き方をするのか今から楽しみです。
(この子たちに炭疽病来なくてよかった…!)
お次はこちら
red piranha(野々山園芸)×red green(カクタス長田)です。
まだ上の鉢と比べると、一番大きな株でもワンサイズ小ぶりなのですが、特徴は出て来ていると思います。
光に当たっているのでこちらの方がより明るく見えますが、それを差し引いて赤が若干薄い色をしているように感じます。まあ、この辺りは実生による個体差もあるでしょう。
ですが棘部分は明確に異なるといってもよいのではないでしょうか。
やはりまだ小さいから正確なことは言えないのですが、こちらはpiranha系統のギザギザをしています。棘の数も多いような気がします。
あとは、葉の反り具合が違って見える感じです。
現在見ているだけでもなんか違うな?という特徴が見て取れるのは面白いですね。
この株たちがさらに大きくなった時には、もっとアップで並べて特徴を見ていきたいと思います。
さて、こうしたハエトリソウ実生ですが、今年は昨年以上に種子が実りました!
昨年は上の2つの掛け合わせに絞りましたが、今年はcup trap×red dragon、鈴木系服部氏タイプ×B52等々たくさん掛け合わせしました。
中でも収穫だったのは、ASPERA(schuppenstiel×red dragon)というヤフオクで入手した、どうやらハエトリソウ栽培において有名な方が作出した品種からも、ごく僅かながら種子が取れたことです。
2,3粒と少ないので今年は発芽してくれるかはわかりませんが、そもそも掛け合わせで出来た品種なら、種子さえできればいずれは発芽、成長する種子が取れるはずです。
帯化ハエトリはかっこいいので、ぜひその遺伝子を受け継がせたいところです。
昨年は種子の収穫が7月2日辺りだったのに対し、今年は7月21が最速でしたので、約1か月も遅れたのはやはり長い梅雨のせいでしょうか。
今後の猛暑は幼苗には辛い環境なはずなので、気を付けながら見守りたいと思います。
>>その6
http://yoroshii.hatenablog.jp/entry/2020/04/22/094523
>>その4
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