こんにちは。
久しぶりに実生ハエトリソウの記事更新ですね。
これからは、実生株の成長過程もそうですが、新たに交配を試してみた品種なんかもいろいろと上げられるようになったらな~。と思っています。
さて、昨年は猛暑もあってか、ウェブ購入種子から発芽した実生株は絶えてしまいました。カップトラップではなかったものの、エレクタタイプのハエトリソウだったので、大きくなるのを楽しみにいたんですが残念です。
ですが死にゆく命あれば芽吹く命もあります!
昨年、一度だったかご紹介した交配種がありました。
カクタス長田のレッドグリーン×野々山園芸レッドピラニアです。
……ええ、昨年ご紹介したときはレッドグリーン×レッドシャーク系だったのですが、詳細に記載したほうが良いかと思い、上のように書きました。
まず、レッドグリーンはカクタス長田購入ってだけですね。
問題はレッドピラニア。
我が家にはちゃんとしたレッドピラニアがいますが、やはり野々山園芸のレッドピラニアは様子が違います。
レッドピラニアほど綺麗に立ち上がらない、中途半端なエレクタ。
レッドピラニアより強い赤色。
太めな葉柄。
赤系にしては強くて丈夫、増えやすいというとても良い品種なのですが、やはりレッドピラニアとしては少し違うのではないのかな?と
レッドシャーク系統と呼ぶ方もいるみたいですし、そう呼ばれるのはその所為なのではないのかな、と思うのです。
しかし、最近知ったことなのですが、野々山園芸からはこの品種はレッドピラニアとして出されているのです。
なので、今後は野々山レッドピラニアと表記していこうと考えました。
こういったハエトリソウは個体差による変異もあるでしょうし、どこどこの品種と書いた方がわかりやすくていいかもしれませんね。
こちらは野々山レッドピラニア×カクタス長田レッドグリーンです。
昨年はどちらも受粉親、花粉親に使いましたので、どちらの交配もあるのです。
なので受粉親を左に記載し、わかりやすいように管理しています。
※正しい表記方法を詳しくしらないためこう書いています()
上の交配は沢山の種子を実らせましたので、二十数株ほど現在も小さいながらあります。写真の株は現時点で一番大きなものです。
続いてカクタス長田レッドグリーン×野々山レッドピラニアです。
個人的にはこちらが本命の交配!
暖かくなってきたので棘のあたりも緑っぽくなってきたのですが、この交配種はかなり深い赤が出るようで、黒に近いほどの色で冬を越しました。
枯れているのかと見紛うくらいです。
野々山レッドピラニアよりは種子を生産してくれなかった&実生株が冬の間に数株絶えたということもあり、そんなに数は多くはありませんが、少しでも生き残ってくれたのであれば、そのどれかが成株になってくれるの期待するばかりです!
もう一つ、この二種の交配の面白いところは、野々山レッドピラニアはシャーク系と呼ばれるように葉がギザギザしているのが特徴なのに、今回の交配では今のところシャーク葉の個体が出ていないところです。
遺伝的に受け継がなかったのでしょうか?
それとも大きくなるにつれて特徴を出し始めるのでしょうか?
今後もこの実生の成長過程を載せていこうと思います。
まずは枯らさないようにしなくちゃですね…!
>>次回
http://yoroshii.hatenablog.jp/entry/2019/07/29/081606
>>前回
http://yoroshii.hatenablog.jp/entry/2018/07/25/065227