こんにちは。お久しぶりになってしまいましたね。
大丈夫、ちゃんと生きています。何しろ毎日が忙しくてなかなかこのブログと向き合うことが出来ていませんでした。
さて、今回ここに書く気が起きたのは、今後、私がハエトリソウ実生をしていく中でもwerewolfを交配に使ったときのポテンシャルがすごいぞということを記録しておきたかったからです。
とりあえずどういうことかは一部の例を見ていただきましょう。
こちらは以前にも紹介したことのある、werewolf×B52です。この個体は最も大きくなりやすいもので、成株の状態で春を迎えるととても見栄えの良い出来になります。大きい状態で秋を迎えるのは今年が初めてだったと思うので、これからも楽しみです。
で、画像を見てもらうとわかると思うのですが、感覚毛がありますね!
そうなんです、この個体は大きい+感覚毛が出ることのあるという特徴を持っています。もちろん、触るとしっかり反応します。唯一の欠点は、この感覚毛が出る葉はどうしても通常のハエトリソウに近い状態になってしまうというところです。werewolfのあのよれよれっとした感じがないですよね。
ちなみにwerewolfやその交配でwerewolfの特徴を受け継いだものは、時期によって葉の形が変わりやすいとう特徴が強く感じます。
なので、育てるうちに一般ハエトリのようになってしまうと残念な気持ちになってしまうと思いますが、裏を返せばそのうちまた面白い姿になってくれるということでもあるので、心配は無用だと思います。
お次はこちら、こちらも上と同様の交配で生まれた別個体です。
というより、今回や今後紹介するのは全てwerewolf×B52です。逆交配のB52×werewolfもあったんですが、そちらはほぼほぼwerewolfの見た目と変わらないことが多かったので、werewolf系実生としてヤフオクなんかに出してしまいました。
話を戻しまして、この画像の個体はあまり大きくなることはないのですが、捕虫葉の棘の先が非常に細くちりちりとなるので面白いなあと思い確保していたものです。
今のところ環境や季節による形質変化もあまりありません。
そして最後の極めつけがこちら。
上からの図。
どうでしょうか!
大きさはこの辺りが限界そうですが、このしっかりと開いた捕虫葉と肉厚に隆起した棘部分!かっこよくないですか?
しかも数か月この状態なんです。気まぐれに形質が変わらないのであれば、これは個人的にかなりの良実生となったんじゃないかなと思います。
近年、海外ナーセリーの輸入代行リストによくwerewolf系統の交配が多数見られますが、その理由がわかった気がします。
werewolfを実生すると面白いものが出やすい気がする!ということです。
今回は画像にないですが、この他にも葉柄と捕虫葉が繋がったcrocodileのような特徴を出す個体もあったりと本当にwerewolf実生にはポテンシャルを感じられると思いました。
今年はこのwerewolf×B52を交配親にした実生もしていますので、面白いものが出てくればまたこちらで紹介したいと思います~。